4歳になったばかりの年少児と日々過ごしている30代専業主婦の母、yukinaです。こんにちは!
子供が4歳くらいになると、子供が時計を読めるようになるのっていつ頃かな…と気になってくるお母さんも多いのではないでしょうか。
時計って、普段の日常の中で毎日必ず見るものですし、大人にとっては当たり前に利用しているものですが、時間について教えることを考えると意外と難しいんですよね。
実際に学校で時計の読み方などを習うのは、小学校に上がってから1、2年生程度で授業があるようですが、もう少し早い段階で時計を読めるように…と思う親御さんは私を含め結構いると思います。
時計を読めるようになったら子供に何時までにあれをして…と伝えることもできますし、子供自身が考えて行動するきっかけになるので成長にとても重大な影響を与えるものだと思います。
でも時計の読み方を教えるのがとにかく難しい!
実際におもちゃの時計のついた絵本などたくさん出ていますが、どう使っていったらわかりやすく教えることができるのか…と頭を抱えてしまいました。
今回はそんな悩みを救ってくれる2冊の絵本をご紹介したいと思います!
時計を学ぶその前に…60までの数字を覚えよう
当たり前と言えば当たり前なのですが、時計の読み方を学習する際にまず数字がわからないと始まらないですよね(^^;)
簡単に時計に触れる勉強でも12まで、「分」までしっかり理解するためには60までの数字を知っている必要があります。
息子の場合、後述しますが今回紹介する「とけいのほん」を初めて読んだ時点では10を少しこえる程度しか数字がわからなかったので、当時は2巻の内容はよくわからなかったようです。
数字を覚えるには何といっても親と一緒に声に出して数えるのが効果的だと思います。
我が家では100均で購入した学習用お風呂ポスターを利用してお風呂で子供と一緒に数を数えたりしているうちに自然と100まで覚えていきました。
音だけでなく視覚的にも数字が学べるのでお風呂ポスターはとってもおすすめです!
100均のお風呂ポスターの紹介記事も書いています(^^)
数字以外も大量に貼っているのですが、お風呂タイムが充実しますよ~。
絵本だけで時計を学べる、まついのりこ作「とけいのほん」
さて、子供がまだ3歳の半ばくらいの頃、本屋さんでたまたま読んであげたら欲しがったので購入した時計の絵本、それが「とけいのほん」でした。
この絵本は1973年発行の結構古い絵本なんですね。
母である私が産まれるよりも前からある絵本なので、今の親世代が子供の頃に読んだという方も多いのかもしれません。
私はこちらの本は読んだことがなかったのですが、それだけ古くからあって今もなお売られている絵本ということは、良質な絵本であることがうかがえますよね。
ちなみにこちらの絵本は福音館書店が発行しているものなのですが、福音館書店と言えば月刊絵本の「こどものともセレクション」が最高にオススメです。
ここで「とけいのほん」の内容を少し紹介してみたいと思います。
主役は時計の針である「ちび」と「のっぽ」。
2人が時計を作る荷物を持ちながらお散歩にでかけます。
その途中で出会う「どんぐりぼうや」や「ひかりのぼうや」にいま何時か教えてあげながら進んでいく…というストーリーで進む1巻と、夜になって「おばけのぼうや」に時間を教えてあげながらおやすみなさいまで進む2巻の2冊になっています。
1巻はまず「7じ」や「8じ」のように時間ピッタリの時刻の読み方、針の「ちび」と「のっぽ」の進むスピードの違い、「はん」(30分)を教えてくれる内容になっています。
そしてそれらをおさらいしつつ、2巻では「ふん」を学んでいけるようになっています。
初めてこの絵本を読んだ時、私は「これはちょっと難しいな~」と感じました。
それまであまりお勉強的な本を読ませていなかったので、物語的な絵本と違って非常に頭を使う内容のように思えたからです。
大人の目線ではそういった感じがする本なので、この絵本は子供には受けないのではないかな…と思ったのですが、意外や意外、息子は試し読みしたこの本を欲しがったのです。
プラスチック製のおもちゃの時計のついているような絵本もよくありますが、こちらの本は時計の本でもそういったものはなく、普通に絵本としてだけで非常にシンプルです。
しかし読んであげているうちに、かえってそのシンプルさが良いのかも、と思うようになりました。
お勉強!と気負わずに読むのがおすすめ
時計を覚えるためのお勉強に…と思って色々と教えようとすると、どうしても「はいこれは何時かな?」「わかるかな?」と強めに子供にテストするような、問い詰めるような雰囲気になってしまう場合って多々あると思います。
子供の性格にもよると思いますが、そういったグイグイ行く姿勢だと引いてしまう子も多いのではないでしょうか。
息子もまさにそのタイプで、できるようになって欲しいことを頑張って…と親が思って教えようとするとその気迫に押されてかえってグズグズとし出すことが多いんですよね(^^;)
わかってはいるのですが、親もつい力が入りすぎてしまうんですよね…(親心だと思う!)
でも、この本をはじめに読んだとき、私は「まぁ難しくてよくわからないかもな~」なんて風で、全く気負わずに読んでいたんです。
実際、はじめは子供もよくわかっていなかったと思うのですが、シンプルで可愛らしいイラストを見ながら楽し気な雰囲気を感じ取ったのではないかと思っています。
考えてみると、普通の物語の絵本だって初めに読むときはよくわからない単語や表現、展開があって、それでもなんとなく読み続けて次第に理解していく…という過程を普通にやっているんですよね。
それが時計という一見難しい内容だっとしても実はそれほど変わらない話なのではないでしょうか。
時計のおもちゃのついた絵本のように、時計を回してすべての時間を追える、というものではありませんが、この絵本は読み込んでみるとシンプルながら非常にやさしく時計を説明していることがわかります。
内容では「いま、なんじ?」といった問いかけはありますが、それを無理に子供に答えさせる必要は全くなく、〇じ!と答えを言いながら読んであげて良いのだと思います。
それよりも子供が楽し気な雰囲気を感じながら何度も読んでいたい…と思うことで、繰り返し読んでいくうちにこれは〇じ!と子供が覚えて言い出したりします。
楽しいから繰り返し読む、繰り返し読むと内容を覚えてくる、それが次第に理解へとつながっていつしか時計が読めるようになってしまう…そんなプロセスをたどれる絵本なのだと感じるようになりました。
全ての時刻を追うわけではないけれど、シンプルに要点は押さえているのでこの本だけで時計の基本は十分わかります。
息子はまだ完璧に時計を読むことはできませんが、苦手意識を感じることもなく、この絵本を喜んで見ています。
そして出てきた時計が何時かわかるととても嬉しそう!
子供に時計を教えたいけど何を使っていったらいいかわからない…という方には最初のステップとしてとりあえずこの「とけいのほん」を繰り返し読み聞かせてあげるのをおすすめします(^^)
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